【Jackson 5カバー】Mariah Careyの『I’ll Be There』は歌詞も最高なデュエットラブソング

ヒップホップ数珠繋ぎは編集長で元DJの銀河がおすすめの音楽を気まぐれで紹介するコーナーです。「温故知新」をキーワードにサンプリングの元ネタ、ヒップホップの歴史や文化を発信していきます。

今回はMariah Careyのシングル『I’ll Be There』です。関連楽曲なんかも合わせて紹介しているので、お気に入りの楽曲、元ネタやサンプリングの経緯、ヒップホップの歴史や文化に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

目次

I’ll Be There / Mariah Carey feat. Trey Lorenz

楽曲詳細

タイトルI’ll Be There
アーティストMariah Carey feat. Trey Lorenz
プロデュースWalter Afanasieff / Mariah Carey
収録アルバムMTV Unplugged
リリース1992

レビューと解説

タイトルでお分かりの通りJackson 5(ジャクソン・ファイブ)の名曲『 I’ll Be There 』のカバーです。

MTVでのライブアルバムからのシングルで、ライブ音源にも関わらず全米1位(2週)を獲得しました。中盤から美声を聴かせるTrey Lorenz(トレイ・ロレンツ)は元々Mariah Carreyのバックコーラスでしたが、この曲での歌声が評価されてソロデビューに至ったそうです。

彼は後に90年代のR&Bを代表曲する名曲の1つとなる、Groove Theory(グルーヴ・セオリー)の『Tell Me』でもバックコーラスを務めています。

ちなみにラテン、チカーノミュージックファンには特におなじみのSelena(セレナ)の名曲『I Could Fall in Love』でもバックコーラスをつとめていますよ。

関連作品紹介

I’ll Be Thereが収録されているアルバム

MTV Unplugged / Mariah Carey

「MTV Unplugged」とは音楽専門チャンネルのMTVが企画・放送した、世界のトップアーティストがアコースティックで演奏・ライブするという斬新なテレビ番組です。過去には

  • Eric Clapton(エリック・クラプトン)
  • Nirvana(ニルヴァーナ)
  • Jay-Z(ジェイ・ジー)

なども出演しています。

今作『MTV Unplugged』は人気絶頂時のマライアが披露した、貴重なライブパフォーマンス音源です。収録曲はわずか7曲、時間にして30分ほどですがアルバム化してリリースされ、全米アルバムチャートは3位を記録。

シングルカットされたJackson 5(ジャクソン・ファイブ)のカバー『I’ll Be There』はライブ音源にも関わらず全米シングルチャート1位(2週)を獲得しました。デビューから2年、賞の授賞等でゲストとして1曲披露するというパフォーマンスはありましたが、本格的なライブ活動は行っていなかったマライアが、生のステージを公に披露した注目作です。

バラード、アップテンポとバランスよく選曲された充実したライブは飽きさせることなくたっぷり楽しめる内容となっていますよ。

トラックリスト
  1. Emotions
  2. If It’s Over
  3. Someday
  4. Vision Of Love
  5. Make It Happen
  6. I’ll Be There
  7. Can’t Let Go

カバーした曲・元ネタ

I’ll Be There / Jackson 5

Jackson 5(ジャクソン・ファイブ)の3rdアルバムでその名も『Third Album』からの全米No. 1シングル。幼少時代の故Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)のハイトーンで優しい歌声が印象的なラブソングの名曲です。

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この記事を書いた人

野口 銀河のアバター 野口 銀河 代表取締役

2004年から2014年くらいまでDJやってました。現場は離れましたが今でもラップや歌、ダンス、DJ、クラブ経営などHip Hopなライフを送る人を本気で応援しています。クラバーの地元愛を僕は知ってる。ヒップホップサンプリングの元ネタや歴史などをブログに書いています。

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