No Diggity|Blackstreet feat. Dr. Dre & Queen Pen 2021 8/04 シングル 1990年代 1996年 Blackstreet Dr. Dre Hip Hop / Rap Interscope Queen Pen R&B Teddy Riley William "Skylz" Stewart 2021年8月3日2021年8月4日 野口 銀河 URLをコピーする URLをコピーしました! タイトルNo DiggityアーティストBlackstreet feat. Dr. Dre & Queen PenプロデューサーTeddy Riley, William “Skylz” Stewart収録アルバムAnother Levelリリース1996 目次No Diggityのレビューと解説 2ndアルバム『Another Level』からのリードシングルにしてビルボードシングルチャートで全米No. 1となった、彼ら最大のヒット曲。「ブラックストリートと言えばこの曲」というほどの知名度と人気を誇るこの曲ですが、色々と小ネタが多いのでトリビアをご紹介します。 当時メンバーはこの曲が嫌いだった いきなり「え⁉︎」って感じですよね。BlackstreetのリーダーでプロデューサーのTeddy Rileyは元々この曲を、自身の所属するもう1つのグループであるGuyに歌わせようとしていました。 ところがGuyのメンバーであるAaron Hallが「イケてない」ということでレコーディングを拒否。これによりBlackstreetが歌うことになったのですが、Blakstreetのメンバーもなんと全員がこの曲を「好きではなかった」と話しています。 メンバー全員が『No Diggity』を好きじゃなかった。彼らはこの曲がヒットするか半信半疑だったから、俺にファースト・ヴァースを歌わせた。SoulCultureインタビューにて さらに本来は2pacに提供される予定だった さらに「え⁉︎」な情報を。Dr. DreがフィーチャリングされているのにプロデュースがDreじゃないの変だと思いませんか? むしろビートトラックはDre色が強く、僕はこの曲を聴いた時「Dreのプロデュース」だと思ったぐらいです。これにもわけがあります。 このビートは元々はDr. Dreが作り、当時同じレーベル(Death Row)に所属していた2pacに提供する予定でした。ところがDr. Dreは創立者であるにもかかわらずDeath Rowを去ってしまいます。 Death Rowから去ったものの、制作したNo Diggityの権利を持っていたDreは、権利ごとTeddy Rileyに提供。これをアレンジしてBlackstreetのNo Diggityをプロデュースという流れになったんです。 なのでDr. Dreを客演として迎えたんですね。 Suge Knightと2pacからディスられる まだストーリーは続きますよ。Dr. DreがDeath Rowを去った理由は共立者であるSuge Knightとの不仲からですが、 DreがDeath Rowを去ったことDeath Row在籍時に制作したNo DiggityをTeddyに提供したことそのNo Diggityが特大ヒットしたこと でSuge Knightはブチギレ。そしてDeath Rowの看板アーティストだった2pacを使って報復曲を作成します。 それがMakaveli名義でリリースした『Toss it Up』です。 DreはDeath Rowを去っちまったな。あばよ。変わり身の早いお前の行動は馬鹿げてるとしか思えないぜ。Death Rowを飛び出して、今度はどこへ行こうってんだ?ハードコアなのは上辺だけかよ。熱でも計ってみろ。コロコロ変わりやすいヤツはブラザーから軽蔑されるのさToss it Upの一節 トラックはNo Diggityにそっくりですよね。元々はNo Diggityをサンプリングしたトラックだったらしいのですが、Blackstreet側が知的財産権の侵害行為とみなしてリリースの停止を訴え、酷似したトラックに作り直したそうです。 「Pay on, Play on, Play on 〜」のフレーズなんかはそのまんまですしね。さらにさらにこの曲のコーラスにはなんとGuyのメンバーでNo Diggityのレコーディングを蹴ったAaron Hallが参加。 事情を知ってか知らずしてか、それともSuge Knightの圧力にやられたのか。いずれにしろいろんな事情があるNo Diggityなのでした。 No Diggityが収録されているアルバム Another Level / Blackstreet タイトルAnother LevelアーティストBlackstreetレーベルInterscopeリリース1996 Another Level +Bonus CD アーティスト:Blackstreet ¥1,447 (2024/11/18 14:58時点 | Amazon調べ) Amazon 楽天市場 Yahooショッピング ポチップ トラックリスト Black & Street IntroThis Is How We RollNo Diggity feat. Dr. Dre & Queen Pen おすすめFixGood Lovin’Let’s Stay in LoveWe Gonna Take U BackNever Gonna Let You GoI Wanna Be Your ManTaja’s Lude(Interlude)My Paradise(Interlude)Deja’s Poem(Money Can’t)Buy Me LoveBlackstreet(On the Radio) feat. Morris BaxterI Can’t Get You(Out of My Mind)I’ll Give It to YouHappy SongMotherludeLord Is Real No Diggityにサンプリングした曲・元ネタ Grandma’s Hands / Bill Withers タイトルGrandma’s HandsアーティストBill Withers No Diggityをサンプリングした曲 Toss It Up / Makaveli feat. K-Ci & JoJo, Danny Boy and Aaron Hall タイトルToss It UpアーティストMakaveli feat. K-Ci & JoJo, Danny Boy and Aaron Hall Quem Tava La? / Costa Gold feat. Marechal e Luccas Carlos タイトルQuem Tava La?アーティストCosta Gold feat. Marechal e Luccas Carlos Shout for England / Dizzee Rascal & James Corden タイトルShout for EnglandアーティストDizzee Rascal & James Corden French Kissing / Sarah Connor タイトルFrench KissingアーティストSarah Connor It’s Amazing / Jem タイトルIt’s AmazingアーティストJem Givin’ it Up / PC Groove Sensation タイトルGivin’ it UpアーティストPC Groove Sensation シングル 1990年代 1996年 Blackstreet Dr. Dre Hip Hop / Rap Interscope Queen Pen R&B Teddy Riley William "Skylz" Stewart この記事が気に入ったら いいね または フォローしてね! Follow @gingakicross よかったらシェアしてね! URLをコピーする URLをコピーしました! URLをコピーしました! Let Me Ride |Dr. Dre feat. Jewell, Ruben Cruz & Snoop Dogg Changes | 2pac この記事を書いた人 野口 銀河 代表取締役 2004年から2014年くらいまでDJやってました。現場は離れましたが今でもラップや歌、ダンス、DJ、クラブ経営などHip Hopなライフを送る人を本気で応援しています。クラバーの地元愛を僕は知ってる。ヒップホップサンプリングの元ネタや歴史などをブログに書いています。 この著者の記事一覧へ 関連記事 Just a Friend|Biz Markie 2021年8月21日 Big Poppa|The Notorious B.I.G. 2021年8月20日 Bring the Noise|Public Enemy 2021年8月8日 Shook Ones pt. II|Mobb Deep 2021年8月7日 Changes | 2pac 2021年8月4日 Let Me Ride |Dr. Dre feat. Jewell, Ruben Cruz & Snoop Dogg 2021年7月14日 The Next Episode|Dr. Dre feat. Snoop Dogg 2021年7月11日 Who Am I(What’s My Name)?|Snoop Dogg 2021年7月10日 コメント コメントする コメントをキャンセルコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。